A. つないでも聴けますが、音質を考えると専用のアンプを使うのが一番ベストです。
A. 主な注目点は以下の7点です。
Yoshii9から出てくる音には「くせ」がありません。そのためプレーヤーのキャラクタが出てしまうことが多いので、よいプレーヤーを使う必要があります。CDプレーヤーならポータブルタイプのものが据え置きタイプものよりくせがない場合が多いです。
レコードプレーヤーも高価なものよりイコライザー内蔵の安いものの方が音も素直でよい場合が多いです。
Yoshii9のスピーカーは従来のもののように共振を利用しないので、設置する床が低音再生に影響する場合があります。ですからしっかりした床の上に置くのが理想です。床には、カーペットや薄手のじゅうたんなどが敷いてあるとなおよいでしょう。
これはYoshii9のスピーカーの中で吸音しきれず底から漏れ出てくる音や、スピーカーから出て床に反射して耳に届く音に対して効果があります。
ピータイルやフローリングの場合はカーペットやラグマットをピース敷きにするとよいでしょう。
リスニングルームの壁は重要です。しかしある意味では簡単です。
Yoshii9から出た音は、直接耳に届く音と壁で反射してリスナーに届く音があります。ですから壁が変な音を出しているようだといけません。とはいえ日常生活が快適な部屋なら、まず問題ありません。
壁はたたいてみてコツコツと言うのが理想です。ボテボテはまずいので、この前は避けるか、距離を離さねばなりません。中高域に関してはカーテンなどで対策ができます。たたいたときパンパン言うのは減衰時間が短いので、ボテボテよりはるか良いです。
また、しっかりしていれば壁のすぐそばに置いても大丈夫です。
ユニットが上を向いているので天井の影響を受けやすいと思われがちですが、通常リスナーは天井反射音を聴いていませんので、高さをふくめて特に気にすることはありません。ただし左右でスピーカー上の天井の高さが極端に違うと、見た目も含めて違和感が生じますので、できれば避ける方がよいでしょう。
質的にはもちろん、量的にもきちんと低音の再生ができることは多くの演奏家や作曲家の方々からも評価を得ています。また共振を利用していませんので、理論的にもリアルな低音が再生できるシステムです。
Yoshii9をセッティングする際には低音楽器、たとえばベースやコントラバスのピチカットや、自然に録音された低音打楽器、たとえば和太鼓やバスドラムなどを聴きながらYoshii9の位置を動かして下さい。壁の反射が干渉して特性が変わっているのがわかるはずです。
通常の家庭内の部屋の大きさと低音の波長から考えると、どこにおいてもほとんど変わらないはずですが、実際には壁の振動によって反射波の干渉のしかたが大きく変わるため、置く場所によって低音の出方がかわります。もちろん反射が少なければ悪い影響は受けなくなりますので、どこにおいても良いはずです。
言い方を変えますとたいていの部屋の場合、低音の出にくい場所がありますので、その部分は避ける方がよいということになります。
また、低音は部屋のコーナーにたまることが多いので、部屋の隅に毛布やふとんなどを置いて低音を吸音すると低音の出方が改善されます。これは聴きながら簡単に効果を試せますので、そのまま毛布やふとんを置いたままにしてもよいでしょうし、それができない場合は観葉植物を置いたり洋服をつるしたりするだけでも効果があります。
以上のように、従来オーディオが反射や部屋の共振で低音を補っているのとは、全く考え方が違います。
スピーカー間の距離はそんなに広げる必要はありませんし(従来オーディオでは左右の音量差でステレオイメージを作っているので、リスナーの右と左に置かねばならなかった)、三角形の頂点で聴く必要もないので、自由な位置(音の一番いいところに)に置いてください。
より素晴らしいステレオイメージ(リアル・遠近・ピントしっかり)のためには、一次反射音(一度だけどこかに当たって耳に到達する音)がどの方向から来ているかを考え対策すれば良いでしょう。手のひらや座布団を使って自分の頭(耳)の周りであちこちの方向から来る反射音を遮断してみると、どの面に対策が必要か分ります。
一時反射の中でも直接音の次に耳に到達する、時間的に直接音に非常に近接した音(通常左右の壁で反射してくる音あることが多い)が音に悪い影響を与えます。この対策として、家具を使ってその反射波の方向を変える、カーテンやタペストリーなどで反射を和らげるというのが効果的です。
逆に必要以上の吸音は音が不自然になります。これは吸音による作用ではなく、不自然な反射音が残ることによるものです。
A. Yoshii9が2組と5.1ch(あるいは6.1chや7.1ch)プリアウトをもつAVアンプとは以下のようにして接続、設定します。
Yoshii9の1組をフロント用、もう1組をリア用とします。(図1)
5.1ch(あるいは6.1chや7.1ch)アナログプリアウトの「フロント端子」からフロント用のYoshii9のアンプに接続し、「リア端子」からリア用のYoshii9のアンプにそれぞれピンケーブルを使って接続します。(図2)
2組のYoshii9のセレクタを「Input2」に、ボリュームを10〜11時(真上よりやや左より)程度にあわせます。ただしボリュームは2組とも同じ位置になるようにしてください。以後ボリュームのコントロールはすべてAVアンプ側で行います。
AVアンプのスピーカー環境設定(スピーカーのサイズ、有無を設定するところ)で
1.Front
L/Rスピーカーを『Large(大)』
2.Centerスピーカーを『None(なし)』
3.Surround
L/Rスピーカーを『Large(大)』
4.Surround
Backスピーカーを『None(なし)』
5.サブウーファーを『None(なし)』
に設定します。それ以外の設定はAVアンプの取扱説明書に従ってください。
図1 | 図2 |
A.ほぼすべてのDVDプレーヤーにはアナログ2ch出力端子がついていますので、そこから直接Yoshii9に接続するだけで、簡単に十分な音質や臨場感をステレオ再生で楽しむことができます。
さらに本格的な5.1ch(あるいは6.1chや7.1ch)を楽しみたい場合は、Yoshii9を複数セットとアナログマルチ出力をもったAVアンプを利用することでサラウンドを楽しむことができます。
Yoshii9の定位の良さ、スピーカー間の音のつながりの良さを生かせば、センタースピーカーやサラウンドバックスピーカーがなくても、セリフをしっかりと定位させることができますし、臨場感豊かな環境音の再生が可能です。
A.レコードプレーヤーはフォノイコライザーが内蔵されたタイプを使用するか、そうでない場合は外付けのフォノイコライザーを介して使用することができます。
A.一般用ステレオ・ピンジャックつきの機器であれば接続使用が可能です。ステレオ・ヘッドホーンジャックにも接続使用できます。
タイムドメインYoshii9は〔 ハローショップ〕におまかせ!! |